沖縄角力



沖縄県が琉球国であった王朝時代。

その歴史を語る伝統文化の一つ,沖縄角力(すもう)。

方言ではシマと呼ばれ,日本の大相撲とはル−ルが異なる。


柔道とレスリングを混ぜたような沖縄角力。

その取り口には独特の迫力と面白さがあり,観る者を魅了する。


現在も,県内各地で行われる夏祭りには大会が催され,

沢山の商品をかけて盛大に角力大会が行われている。


県外でも,本土や南米などにも県出身者が広めているとのこと。

韓国の「シルム」との交流もあり,国際交流にも一役かっている。




 

沖縄角力の基礎知識



沖縄角力関連資料

●書籍

1) 長谷川 明「相撲の誕生」新潮社,1993

 この本は結構有名ですね。 第4章「沖縄角力シマと韓国相撲シルム」で紹介されています。 他にも全世界の相撲的競技が紹介されていて読み応えのある一冊です。


2) 「月刊「秘伝」1999年11月号」BABジャパン,1999

 神奈川県横浜市鶴見区での沖縄角力大会の様子がレポ−トされています。 この記事は共に稽古をした石原常之氏の執筆です。 鶴見では毎年7月の終わり頃に沖縄県人会による角力大会が催されているそうです。 本土では大阪でもこのような大会があるそうです。


3) 長嶺 将真「沖縄の空手・角力名人伝」新人物往来社,1986

 この本は数少ない角力関係の書物の中でも特に詳しく書かれていると思います。 伝記形式に書かれていて,とても魅力的な一冊となっています。


4) 「「極意」1997年秋号」福昌堂,1997

 これも鶴見沖縄県人会を通した沖縄角力の紹介です。 この記事は上記の石原氏から教えてもらいました。


●論文

1) 水井 雅史「沖縄角力についての総合的研究」早稲田大学人間科学部スポ−ツ科学科,1998

 水井氏との出会いは電子メ−ルでした。 彼は当時卒論のテ−マに沖縄角力を選び,取材を考えていたところ,私のペ−ジを見つけたとの事でした。 フィ−ルドワ−クには私も協力し,資料を提供したり,角力協会の事務の方を紹介したりしましたが, 何分沖縄角力についての成書がなく,論文にするには苦労されたようです。


2) 宇佐美 隆憲「沖縄角力の近代化」東洋大学,1997

 この論文も石原氏からの情報入手でした。 従って私は宇佐美氏とは面識がありません。 論文を見てみるとかなりフィ−ルドワ−クを行ったようです。 貴重な論文だと思います。


●その他

「ボリビア」 沖縄タイムス(夕刊) 3/25,2000

 オキナワ日ボ協会(具志堅興貞会長),沖縄角力振興会(兼本徳広会長)共催のウチナ−角力大会が, 1月15日,日ボ文化会館前の広場で行われた。 一般の部の優勝者は軽量級・中村正広,中量級・安里守,重量級と無差別級・比嘉裕の各氏。

「ボリビア」 沖縄タイムス(夕刊) 2/23,2002

 オキナワ日ボ協会(中村侑史会長),沖縄角力振興会(宮城和夫会長)共催のウチナ−角力大会が, 1月15日,日ボ文化会館横の特設会場で行われた。数年前から成人式の後に行われている。








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