時代が昭和から平成に変わり1年が過ぎた頃、 ある一人の男性教師がO校に赴任してきた。
当時浦添には、4つの県立高校があり、 そのうちの3つの高校に剣道部があった。
「剣道では誰にも負けない」
と自負するその教師は、かなりのつわもので県を代表する名選手でもあった。
我々浦添地区の高校剣士の間では 一緒に剣の道を 志せないものかと
その教師の噂で もちきりであった。 数ヶ月が過ぎ、我々の熱意が通じたのか
その教師の呼びかけで、今までバラバラに活動してきた浦添の高校剣士が1つとなり、
ともに剣の道を歩んでいくことになる

これが、剣道部連合の始まりである

連合といっても、当時の浦添の高校剣士の人口は少なく、 3学年併せて、20人程度の集まりである。
名選手というだけあって 教え方が上手く われわれは かなりの腕を上げる事ができたが
大会などには 浦添連合などで出場出来るはずもなく  3つの高校に 別れての出場となる。
優勝はおろか 団体戦に出場するのも困難になってしまう われわれは それが いたでであった
今でも 皆が ○校に在学し 出場できていれば  優勝はできたはず と豪語している

しかし、この連合ただの部活とは、ちょっと違う。 その教師は 

勝敗にこだわる教育ではなく、  礼儀・精神面・友情などを
理念としていた為 この20人の結束は、 どこよりも、又、今でも
とても強く、生涯の友として 何でも話せる友情関係となっている

第1期が卒業してから、もう8年たつが、第1期から第4期までの仲間が今でも、
年に数回顔をそろえて酒を飲んでいる
中には県外に 出ていった者もいるが、彼らが帰って来るたびに、
また、酒を飲み昔や今の事など話分かち合う。
そんな楽しい連中の集まりが剣道部連合OB会である。

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